インドについて

面積:328万7,469平方キロメートル(日本の約8.7倍)
人口:14億1,717万人(日本の約11倍)

  • 首都:ニューデリー(New Delhi)
  • 民族:インド・アーリヤ族、ドラビダ族、モンゴロイド族など
  • 宗教:ヒンドゥー教徒79.8%、イスラム教徒14.2%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.7%、仏教徒0.7%、ジャイナ教徒0.4%(2011年国際調査)
  • 言語:連邦公用語はヒンディー語で、そのほかにタミル語、カルナタカ語などの21言語が憲法で公認されています。英語も広く話されており、行政やビジネス、教育の場で使われています。私立学校では小学校から英語で授業を行うことが珍しくありません。
  • 行政:連邦制 28州および8連邦直轄領
    インドは連邦共和制国家であり、28の州(States)と8の連邦直轄領(UnionTerritory : UT)が設置されています。州には自治権が定められており、それぞれの州に州知事(the governor)と州閣僚会議(the Council of Ministries)、州首相(Chief Minister)がいます。実質的には州首相が行政トップの役割を担っています。
2023年に東京・大阪で開催された投資セミナーに出席された
M・K・スターリン タミルナドゥ州首相

ターバンを巻いたホテルのドアマン(The Oberoi Grand Kolkataで撮影)
「インド人はターバン?」

インド人というとターバンを巻いているイメージが強いですが、実は日常的にターバンを身に着けているのはシク教徒の人たちです。シク教徒の男性は戒律でターバンを巻くことを義務付けられており、人前で外すことはありません。シク教徒がインドの人口に占める割合は1.7%で2400万人と少数派ではるのですが、屈強な人たちが多く、英国植民地時代にはヨーロッパや東南アジアで軍人やガードマンとして活躍し地元の人たちとの交流も増えました。そのため外国ではインド人=ターバンを巻いているというイメージが広がったようです。

今のインドでは外国人客が多いホテルやレストランでスタッフが“インドらしさ”を演出するために、またファッションや暑さ対策としてシク教徒ではなくてもターバンを巻く人も増えているようです。