第16回 『愛媛大学とパニマラー工科大学が交流に関する覚書を締結』

令和7年12月1日、愛媛大学工学部はインド共和国タミルナドゥ州にあるパニマラー工科大学と、学術交流に関する大学間協定および学生交流に関する覚書を締結し、両大学をオンラインでつないでセレモニーを実施しました。

愛媛県とタミルナドゥ州は令和6年1月に経済・人材交流に関する覚書を締結して以来、ビジネスや人材育成など幅広い分野で交流が深化してきました。今回の協定締結は愛媛県が本年2月に実施した「インド経済交流ミッション」において、板垣吉晃教授が訪問団の一員としてパニマラー工科大学(Panimalar Engineering College)を訪問し、学術連携について協議を行ったことが契機となったものです。

パニマラー工科大学はチェンナイ近郊に位置する学生数約6,000名の工学系私立大学で、2000年の設立以来、産業界との協働を重視した実践的工学教育に強みを有しています。緑にあふれたキャンパスにはコンピュータサイエンス、IT、電子通信、電気電子、機械、土木など多岐にわたる工学系学部があり、特にコンピュータサイエンスや電子通信工学は、急成長するインドのIT産業と密接に関連して高い評価を得ています。

同大学は最新の研究設備を備えるほか、企業連携による実践的なカリキュラムにより高い就職率を誇ります。また国際化にも積極的に取り組んでおり、日本語教育の導入や海外大学とのネットワーク強化を進めています。

今回の愛媛大学とパニマラー工科大学との協定締結は、両大学が教育・研究の分野で具体的な連携を推進していくうえで、重要な一歩となることが期待されます。

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協定署名後の記念撮影

パニマラー工科大学キャンパス